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「米沢代表」を偲ぶ


手塚能理子
(青林工藝舎代表、「アックス」編集長、「コミケット叢書」発行元)

■日本茶のような人

 不思議なことに、米沢さんと一番最初にお会いしたときのことがまったく記憶にない。多分、出版記念パーティか、どこかの忘年会、新年会という場所ではなかったかと、必死で記憶の糸をたぐってみても、なかなか思い当たらないのだ。80年代初頭、いつのまにかどこかで知りあい、気がつけば普通に会話をしていた、という具合だ。
 その後マンガ解説や、「ガロ」「アックス」でのマンガ評論新人賞、それにコミケ書籍の発行委託請負など、いろいろなお仕事もご一緒させていただいた。時には、著作権の問題等の相談もさせていただいたりと、今思えば、ご厚意に甘えていつも気軽に頼んでしまっていたなぁ、と思う。
 マンガ界における米沢さんの業績は多大なもので、米沢さんにしかまとめられないような論文が、まだまだたくさんあったと思うし、惜しくも最終回を目前に絶筆された「アックス」での連載「戦後エロマンガ史」もそのひとつだ。
 私の周りには、米沢さんの文章が大好き、という人が多い。あれはなっていない、これは嫌い、それはマンガとして認めない、といううっかりすると陥りがちな差別や偏見を一切とりはらい、日本マンガの全体を、膨大な資料をもとに、非常に客観的に分析して論じていたその姿勢には脱帽を惜しまない。
 米沢さんは、マンガを愛し、そしてマンガを表現の手段とする人たちがすごく好きだったのだと思う。雑談で「○○って面白いんですか?」と尋ねると、ニコ〜ッと目尻を下げながら「うん、面白いよ、あれはねぇ〜」と、楽しい解説が始まるのだ。
 そんな米沢さんを失礼を承知で何かに例えるならば、香りがあって、渋味と甘味が共存し、深い味わいもある、しかも毎日口にしても飽きない…まるで日本茶のような人だな、と思う。問題が持ち上がって不安になったとき、気持ちを落ちつかせてもらえる重要なアイテム、なくてはならない大きな存在…。知らず知らずのうちについつい頼ってしまう、そんな人だった。
 告別式での大きな拍手は、マンガを純粋に愛した結果、マンガに愛され、そしてマンガにかかわる人々に愛された、その証拠だと思う。不純な私は、あまりの羨しさに嫉妬さえ覚えてしまうではないか。
 英子ちゃん(奥さんをこう呼ばせてもらっている)、ホントにいい人と生活を共にして、誰よりも幸せだったでしょう。コミケ叢書発行の件で、小社にご夫婦でいらしたとき、道を間違えてしまったことで、私の目の前で「お兄さんがちゃんと地図見てないから悪いのよ!」「ベルがあっちだっていったからだろ!」と軽いケンカをくりひろげたお2人が何とほほ笑ましかったことか…。その時も私はあまりの羨しさに嫉妬さえ覚えてしまったのだ。



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目次
表紙
コミケ71カタログ出張版
AIDE的に「米沢代表」を偲ぶ
「おたく訪ねて三千里」ブラジル編
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