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■そもそも「村上隆」とはいったい何者なのか?■ |
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リトルボーイがどういった展覧会であるかを説明する前に、まずはそのキュレーションを手掛けた村上隆という現代美術アーティストについての説明が少なからず必要だろう。
もっとも、いまこのテキストに目を通している人の中で、村上の名前やその作品を一度も目や耳にしたことがないという人はおそらく皆無だと思う。
1962年東京生まれ。博士号まで取得した日本画を捨て、現代美術の世界に飛び込んだのは'91年。その直後から、美術評論の世界で扱いに困るような問題作を次々と発表しはじめ、「日本のアンディ・ウォーホール」の異名を誇ることに。そしてその作風は、自身が思春期にもっとも影響を受けたという、日本のアニメーションを中心としたオタクカルチャーをモチーフにしたものへと徐々にシフトしていく。
アートにこれといって興味を持たぬ人たちが村上の存在を意識することになるのは、やはり、かのルイ・ヴィトンとのセンセーショナルなコラボレーション('02年秋〜)だろう。ここを境とし、これ以降の村上は、「知る人ぞ知る存在」から「老若男女を問わず知られる日本を代表するアーティスト」へと大豹変。六本木ヒルズのイメージキャラクター“ロクロク星人”のクリエイト('03年5月)、クリスティーズ・ニューヨークにおける1/1美少女フィギュア彫刻作品“Miss
Ko²”の約6,810万円落札('03年5月)、巨大彫刻作品“二重螺旋逆転”のニューヨーク・ロックフェラーセンターへの展示('03年9月)、海洋堂とのコラボレーション食玩『村上隆のSUPERFLATMUSEUM』発売('03年9月)、第39回東京モーターショー出展コンセプトカー“ニッサンPIVO”発表イベントのアートディレクション担当('05年9月)……と、ここ数年、飛ぶ鳥を落とす勢いにて、ジャンルの壁を乗り越えた快進撃を続けているのはご存じのとおりである。
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ギャラリー入り口に設置された、エヴァンゲリオンのパチンコ台。「こんなものにまでオタク化が」という象徴か |
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回廊の中央には、ゴジラの体表モールドなどを想起させる椿昇の巨大オブジェ |
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オープニングでは、ミュージシャン“キセル”のライヴパフォーマンスも披露された |
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