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●『趣都』で生じる「趣味」の対立と、融合の可能性
―しかし、開発で、秋葉原がもっていたそういう雰囲気が損なわれてしまうのでは?という声も聞かれています。
森川:今回の開発は、先ほどお話ししたように、中央通りをそっくり残したまま行なわれています。ほとんど旧来のものが壊されずに済んでいることは、非常に良いことだと思います。ただ、おたくの聖地と化した中央通りと、再開発でできた領域との間で、都市的な規模の「趣味の対立」が起きようとしています。ラジオ会館がおたく趣味で染まったように、ITセンターもそうなるのか否かは、もう少し時間が経たないとわかりませんが、この対立は非常に興味深いものです。再開発によって旧市街と新市街との間で商業的な対立が起こることは、しばしばあります。今回も、中央通り沿いの家電店にとって、ヨドバシカメラの進出は、商業的な脅威だと思います。しかし、ITセンターとおたく街としての秋葉原との間の対立は、商業ではなく、趣味嗜好の対立なのです。しかも、都市的スケールのです。これが秋葉原にどのような局面をもたらすことになるのか、とても興味があります。
―その現象や経過を、森川さんはどのように予想されますか?
森川:大きく分けて、3通りの可能性があると思います。(1)おたく系を排除していては運営がおぼつかなくなり、ラジオ会館のように染まらざるを得なくなるケース。つまり「クリーンなIT」がおたく趣味に破れる場合です。(2)おたくにとって居心地悪く感じさせる要素の少ない、とても心地よかったはずの街の性格が、再開発によって脅かされ、おたくの人たちが萎縮してしまうというケース。再開発でできたビルからヤンエグのような人たちによって見下ろされ、蔑まれているのではないかという(笑)、被害妄想のような意識に苛まれ、おたくが秋葉から離れてしまう、つまりおたく側が「クリーンなIT」に破れてしまう場合です。(3)最近の「アニメ産業振興政策」などでおたく趣味がビジネスとして注目され、それまでアンダーグラウンドな存在だったその文化や産物が市民権を得るようになり、ITセンター側に「採用」される、というケースです。
―「秋葉原」という街の変化とおたくのあり方は、お互いとても密接に関係していると思うのですが、これからのおたく文化はどのように変化して行くとお考えですか?
森川:私は「アニメ・漫画が好き=おたく」という単純な図式でおたくを枠づけることなどできないと思っています。「おたく」という呼称が使われ出したのは80年代のことですが、当時だと、例えば大学生がアニメやファミコンに夢中になっていると、それだけでちょっと変な人だと見なされかねなかったわけです。しかし、今や大学生がPS2を持っていようが、宮崎アニメを観に行こうが、特におかしいという印象は持たれません。漫画やアニメ、ゲームなどの、おたくたちの趣味の対象は、ずいぶんと市民権を得るようになったわけです。では、それにともなって「おたくの人たち」のイメージも上がったかというと、これが、ほとんど上がっていないわけです。なぜかというと、アニメやゲームが市民権を得るや、おたくの人たちは、萌えアニメ、美少女ゲーム、ボーイズ・ラブなど、それに浸っている姿がさらに「ダメ」に見えるサブジャンルを作り上げ、そこへ集中していったわけです。つまり、おたくたちは、漫画やアニメやゲームそれ自体をマニアックに好んでいるというよりは、「ダメなものとしての漫画やアニメやゲーム」を好んでいると言った方が実態に即しているんです。ただし間違えてはいけないのは、「ダメ」というのはクォリティが低いという意味ではなく、世間から見てそれに耽溺している姿が「ダメに見える」ということです。今後は、かつてアニメやゲームがそうなっていったように、「美少女」や「やおい」も市民権を得て一般的な存在になっていく可能性もあるでしょう。しかしそうなってしまったら、おたくの人たちは、それらよりさらに「ダメ」なサブジャンルをまた作り上げ、そちらに移行するでしょう。こうした「おたくの人たち」と「おたく文化」の二重構造が、中央通りとITセンターとの間で都市的な現れ方をする可能性もあるかもしれません。■

秋葉原ガード下パーツ街の活気は、昔のままだが… ヨドバシカメラ進出により、電気街もダメージを受けるのだろうか?

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目次
表紙
秋葉原が変わる!?駅前再開発と『趣都』のこれから−
『趣都の誕生』から3年、秋葉原は変わったのか?
「電気街口」駅前に突如出現した異空間?
秋葉原への新たな足「つくばエクスプレス」
そして、「アキバ系」の未来はどうなる…?
特別寄稿『東池袋に「乙女ロード」はなぜ出現したか』
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