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『ANIMANIA』誌編集長の荒岩暁さんに聞く

 『ANIMEXX』のミーティングに参加したその夕方に、ドイツ語のマンガ/アニメ情報誌『ANIMANIA(アニマニア)』を発行している、「荒岩暁」さんにお話を聞く機会を得た。ドイツにおけるマンガ・アニメ普及の流れ、ファンの動向、出版事情など、話題は多岐に渡ったのだが、誌面の都合でごく一部しか掲載できなかったことを、お詫びしておきたい。


あらいわぎょう:1971年日本生まれ。3歳でドイツに移住、大学卒業までフライブルグで育つ。フリージャーナリスト、翻訳者を経て、2001年より現職。

荒岩さんに持って来ていただいた、ドイツの同人マンガ。コンクールの優秀作品を集めた本だ。

―まずは、『ANIMANIA』という雑誌について教えてください。

荒:94年10月に、ファンジンとして創刊されました。それ以来、だんだん部数が増えて、私は2001年に編集長として入社しました。現在の販売部数は7万部です。また「ANIMAGIC」というコンベンションを主催しています。今年6回目で、7月の23〜25日に行います。

―雑誌の編集方針というか、コンセプトは、どんなことですか?
荒:マンガ・アニメの情報ももちろん、日本の文化について理解が深まるような記事も載せています。私も日本人として、日本文化が興味本位で扱われたり、誤解されたりするのは残念なことですので。若者が読者とはいえ、正確な情報を提供しないと、現在のマンガ人気もただのブームで終わってしまうと思うからです。いま、ドイツの若者にも日本語を勉強する人や、文化に関心を持つ人が増えているので、今後も誌面を通じて、そういう人たちを増やしていければと思っています。
―ドイツにおいて、日本のマンガ・アニメがどのように普及し、ファンが増えていったのか、お聞きしたいのですが...。
荒:1970年代以降、日本のアニメは少しずつドイツで放映されるようになりました。『ハイジ』や『みつばちマーヤ』など...。ただ、それらは「日本製の作品」としては意識されていませんでした。その後1991年頃に、士郎正宗の『攻殻機動隊』のマンガが人気になりましたが、当時の読者は男性、特にSF好きの人たちに限られていました。しかし、95〜96年に『セーラームーン』がテレビ放映されて、女性のアニメファンが急増しました。最初は男性中心、その後女性が圧倒的に増えたのが、ドイツのファンの特徴だと思います。アメコミやB.D.の絵柄になじめなかった女性たちが、『セーラームーン』を観て「これだ」と思ったのではないでしょうか。なので、うるし原智志のような作家さんが、裸の女の子を綺麗に描いているということで、女性ファンの人気を集めているんですよ。ドイツ人、特に女性には、日本のマンガを受け入れやすい精神性みたいなものがあるのではないでしょうか。
―マンガの出版については、どういう流れで進んできたのですか?
荒:97年に『ドラゴンボール』が大人気になったのですが、これがドイツのマンガ出版において、大きな転機になりました。それまでは、単行本をドイツ式に左綴じに直していたのですが、『ドラゴンボール』は日本と同じ右綴じで出版されたんです。これはドイツ人の国民性かもしれませんが、日本で出版されたオリジナルな形のまま作品を読みたいという志向があり、そういうニーズに合ったのだと思います。それ以降、単行本の出版も急増し、日本の作品を載せたマンガ雑誌が次々に創刊されました。2001年に集英社系の男性向け雑誌『BANZAI』、2003年に白泉社系で女性向けの『DAISUKI』が創刊されました。また、講談社と小学館の男性向け作品を載せた『MANGA POWER』という雑誌もあります。一番人気の『BANZAI』で、実売7万部程度です。実は、ドイツでは、作品ごとに単行本を買うより、コレクションする感覚で雑誌を買っている人が多いんです。これもドイツの特徴といえますね。
―ドイツの同人誌活動は、どういう状況ですか?
荒:同人誌は、まだ多くありません。イラストを描く人の多くは、作品をネットや雑誌に投稿している段階です。日本マンガのストーリー構成法や、日本の文化を良く知らないと、日本式のストーリーマンガを描くのは難しいのだと思います。でも、マンガ創作以外の、作品批評やコスプレなどの活動には熱心な人たちも多いですよ。あと、これは同人活動とはちょっと違いますが、最近になって『DAISUKI』などのマンガ雑誌で、ドイツ人のプロ漫画家の作品を載せたりする動きも出ています。
―ところでドイツはずっと東西に分断されていましたが、東と西の人たちの間で、マンガやアニメに対する感覚は違うのですか?
荒:旧西側では、これは西ヨーロッパ全体的にそうですが、アメリカのポップカルチャーに大きな影響を受けています。旧東側は、アメリカ文化という下地がなかったので、逆に旧西側よりもっとオープンに、良いものを素直に受け入れる気風を感じます。数字には出てきませんが、精神的にそういう要素はあると思います。
―それでは最後に、日本のコミックマーケット参加者のみなさんに、メッセージを一言お願いします。
荒:これからも『ANIMANIA』を通じて、日本とドイツ相互の理解が深まるよう、がんばっていきます。『ANIMANIA』もコミケットの国際交流コーナーで展示していただけるそうですが、ぜひ手にとってみてください。取材でたまに日本に行くことがありますが、今度はコミケットにも足を運びたいと思っています。その際はぜひよろしくお願いします。 ■

『ANIMANIA』の表紙と誌面。上の記事では、魚河岸での風景や取引される魚の種類が紹介されている...。

『ANIMANIA』公式サイト(http://www.animania.de/)


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目次
表紙
特集:世界同人紀行〜おたく訪ねて三千里「ドイツ・フランクフルト」編
フランクフルトのファンミーティングぶらぶら同行記
同人webサイト『ANIMEXX』の運営委員に話を聞いてみる...。
『ANIMANIA』誌編集長の荒岩暁さんに聞く
追伸:パリおたく便り(第1回)
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