| −はじめまして、まずは自己紹介をお願いします。 |
| シ:ドイツのマンガ・アニメファンのためのサイト『ANIMEXX』の、運営委員会メンバーのフロリアン・シェーファーといいます。25歳です。『ANIMEXX』では、普段の活動はネット上で行っていますが、それ以外にコンベンションなども運営しています。 |
| −『ANIMEXX』が立ち上がったのはいつですか? |
| シ:2000年の1月です。 |
| −何人くらいで運営しているんですか? |
| シ:5人の中心メンバーがいて、全体では50人くらい、常時活動しているのは20〜30人くらいです。ただ、私たちが運営するコンベンションのときなどは、100人くらい集まって活動します。 |
| −『ANIMEXX』のサイト運営は、どのように行っているんですか? |
| シ:プログラマーが約8人、企画のスタッフがその倍くらいいます。情報はドイツ全国から集めますが、スタッフは近郊の人間です。 |
| −みなさん、他に職業を持っているんですよね。 |
| シ:はい、みんなそれぞれ自分の職業があり、この活動はホビーとしてやっています。 |
| −『ANIMEXX』にはどんなコンテンツがあるんですか? |
| シ:ニュース、情報、イベント告知、日本食レストラン、世界中のコミックショップの情報、日本や世界各地の、アニメ・マンガに関する記事、これまでの全てのマンガ単行本のリストなどです。 |
| −じゃ、サイトを見れば、必要な情報はほぼ分かっちゃいますね。 |
| シ:そういうサイトを目指しているので(笑)。他にも、チャットやフォーラム、オンラインギャラリーなど、参加型のコンテンツもあります。新しいコンテンツとしては、オンラインで囲碁のできるページを作りました。いま計画中なのは、コスプレ写真の掲載、オンラインでの同人誌の掲載などです。現在は1日で150万のアクセスがあり、フォーラムにもたくさんの人が書き込んでいます。イラストなども、現在までに約18万件の投稿があります。 |
| −オフラインでは、具体的にどんな活動を行っているんですか? |
| シ:まず「CONNICHI」(コンニチ)というコンベンションです。9月の週末に3日間行われますが、昨年は3000人来場がありました。昨年のイベントでは、初めて同人マンガのコンテストを行いましたが、全国から800人の応募があり、うちベスト3の入選作品を収めた本も作りました。2002年から始めて、今年で3回目です。 |
| −それにしても、これだけ大きなアマチュアの組織で、統制がとれなくなったりしませんか? |
| シ:役割分担が徹底しているので、そういうことはありません。運営委員はコンベンションなどで顔を合わせるので、たいていは顔見知りの間柄です。メンバーはドイツ全土に散らばっていますが、用件はメールや電話で伝えられます。ただ、どうしても全員が揃うのは「CONNICHI」のときだけですね。 |
| −すごいネットワークですね。でも、対立した時はどうするんですか? |
| シ:徹底的に話し合います(笑)。最終的には、理屈のしっかりした方が勝ちですが(笑)。 |
| −(笑)。こんどは、同人誌についてお聞きしたいのですが。ドイツでも、同人誌は、商業誌ではなく自主的な出版、という意味で定義されているのですか? |
| シ:商業ベースでないところで、ファンが勝手に描いているマンガ、という認識です。例えば、あるマンガ作品があったら、自分で勝手にその先の話を考える、で、勝手に描いてしまう。あとは、まったく商業ベースに載らないマンガを描いている。それが「同人誌を作る」ということだと考えられています。 |
| −ドイツで同人誌を作っている人は、どのくらいいるのですか? |
| シ:『ANIMEXX』のサイトで把握している数では、個人ベースで4000〜5000人くらいです。 |
| −ヨーロッパ各国の中では、多い方かと思うのですが...。 |
| シ:そうかもしれませんが、本を作る以外に、ネット上で作品発表をしている人もいます。私たちのサイトのオンラインギャラリーなど、そういう場でイラストを公開している人もいます。 |
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