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マンガ/アニメ情報誌の老舗
『アニメランド』編集部を訪ねる

 フランスにおけるマンガ/アニメ情報誌の先駆けとなった同人誌『ANIMELand(アニメランド)』。今は無き、イギリスの『アニメUK』誌で最優秀同人誌に選ばれたのち商業誌となり、着実な編集姿勢を保ちながら現在に至っている。フランスおたく文化の歴史を知るためには、ここで話を聞いてみるのが良いだろう、と思い立った。

編集部でインタビューに答えるLAURENCEさん。背後の棚にはビデオテープとDVDが

●始まりは一冊の「同人誌」から
―まずは、雑誌『アニメランド』についての概要を教えてください。
 『アニメランド』は、今年で創刊から12年経ちました。日本のマンガ/アニメ関係では一番古い雑誌です。
 毎月発行で、誌面は100ページ、また夏と冬と毎年4月の創刊記念月には、130ページの増刊号を発行しており、発行部数は6万部です。価格は定期号が5ユーロ、増刊号が9ユーロで、増刊号では、アニメ4作品の情報を入れたDVDを付録につけています。
―12年前、『アニメランド』を創刊しようと思ったきっかけは?
 実は、創刊当時は同人誌からスタートしたんです。12年前には、まだ一般的に日本のマンガの知名度が低く、絵柄もフランス人の嗜好に合わないだろうといわれ、セックスや暴力表現の問題から批判を受けることも少なくありませんでした。そこで、こうした先入観を持っている人たちにも、自分たちが好きなものについて、もっと知ってもらいたいという思いから本づくりを始めて、それが結果的に現在まで続いてきたんです。あの頃はまだパソコンもなく、イラストも自分たちで描いたりして、本当に手づくりの状態でした。
―この時期は、どういうルートで販売していたんですか?同人誌の即売会も、殆ど開かれていなかったと思うんですが…。
 手持ちで本屋に持ち込みです(笑)。いい時代でしたね(笑)。例えば、たまたま石ノ森章太郎さんの本を取り扱っていた書店があったので、そこに置いてもらったり、知り合いの紹介でBDの専門店に置いたりしました。創刊号は500部、2号からは1500部発行していました。
―最初から月刊だったのですか?
 創刊当時は、ほとんどのメンバーが学生で、私も他の仕事をしながら本を作っていたので、取りあえず隔月発行を目標にしていたのですが、実際は3ヶ月に1回程度の発行ペースになってしまいました。でも95年には、イギリスの『アニメUK』主催の同人誌コンクールで、ヨーロッパの最優秀同人誌に選ばれたんですよ。
―最初は何人くらいで作っていたんですか?で今は、その中で何人くらい残っていますか?
 同人誌時代は10〜15人いました。96年の22号からプロフェッショナルな雑誌になりましたが、創刊からのメンバーは外部ライターも含めて10人くらい残っています。

『アニメランド』の創刊号。これは後年復刻したもので、表紙もカラーになっているが、当初は表紙もモノクロだったとのこと。


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目次
表紙
特集:フランスおたく文化事情
イベントと雑誌に見る、フランスのオタクをめぐる環境
パリの「おたく通り」に行ってみました!
『アニメランド』編集部を訪ねる
作家が語るBDとアメコミとマンガと
フランス流、同人誌の作り方
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