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●マルC表記の真実

 僕も20年近くライターやってると、過去に痛い目にあってるわけですよ、著作権に関して。つまり僕が「許される引用」で通ると思ってたものが、それでは通らないということが後で分かって、原著者から怒られたことがあってさ。それは結局裁判にはならなかったんだけど。その時に結構勉強したんですけど、そしたら「引用」と「転載」ってのはちがうんだなってことがわかった。

 引用は無許可でいいんです。その場合出典(誰が書いたどういうタイトルの文章で、どの雑誌・本に掲載されたものか)を明らかにすることと、原文を勝手に改変しないこと、それから引用することに必然性があって、それが引用であることを、誰の目にも明らかにさせなければならない。それから自分の文章より引用部分を多くしないこと(引用における主従関係をハッキリさせる)。だいたい以上の条件を守れば、別に著者に断る必要なんてないんです。これは文章だけでなく、図版においても原則的には一緒のはずです。

 ところがですね、プロでもこのことを知らない人が多いんですよ。僕、いままでプロの編集者に引用と転載の違いを聞いて、正確にいえる人には2人しか会ったことないです。皆知らないんですよ。それで僕が引用は無許可でいいんですよ、って言ったら、あ、そうなんですか? なんて驚かれる。

 マルC表記に関しても滅茶苦茶ですよね。そもそもマルC表記が義務付けられているのはアメリカ国内で出版する場合で、日本国内では意味ないんです。では、なぜマルCをつけるかというと、アメリカで勝手に出版されるのを防止するためなんです。

 これはさっきのベルヌ条約とは別に万国著作権協定というのがありまして、それで決められたことなんです。つまりアメリカは永らくベルヌ条約に加盟していなかったから、外国の出版物はアメリカでは出し放題になってしまうわけですね。これを防止するために万国著作権協定というのが結ばれて、外国の出版物でもマルC表記があれば、アメリカの著作権法でこれを保護しましょう、という協定ですね。でも、今ではアメリカもベルヌ条約国ですから、今では日本の出版物にマルCをつける法的な意味はないわけですね。

 じゃなんで今でも使われているかというと、一応著作権クレジットの記述のしかたとして便利だからでしょう。その意味では僕もよく使いますよ。ただ、マルC表記には正式な書き方があるのですが、どうせならこれをちゃんと守ってほしいですね。これはマルCマークの後に、「著作権者名、第一発行年」の順で記述するのが本当です。だからよく「ドラゴンボール」(C)集英社なんて書いてあるのを見ますが、こんなことはありえない。一般的に著作権を持つのは作者であって、出版社ではありません。「出版権」というのがありますけど、これは「著者の許可を得て出版する権利」のことであって、契約書を更新しなければ3年で切れる権利なんです。だから「サザエさん」だったら(C)長谷川町子美術館、1958年、という記述になるわけですね。こういうきちんとしたマルC表示をあんまり見たことがない。出版関係者にとってこういう話は、失礼ながら基本的な話だと思うんですけれども、殆ど知られてないんですよ。小学館、集英社、講談社、の編集者に話しても、ここまで話せる編集者は滅多にいません。法務担当者位じゃないんですかね、そのくらい知識があるのは。


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