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●オリジナルと模倣

 現状のパロディ同人誌の一部は、オリジナルの作者や出版社側から訴えられたらひとたまりもありませんよ。ただ、今までは要するに同人誌ということで、お目こぼしを貰ってたにすぎないんですよね。

 初期のコミケはもっと小規模だったでしょう。あの規模で、ファン活動としてやってる分にはあまり問題ないわけですよ。数十部から300部程度のものなら、著作権者も訴えるだけ損じゃないですか。

 まあ例の逮捕されたピカチュウ同人誌の場合は300部だったっていう話でしたけど……あれは特殊な例だと思いますが、でも同人誌活動、特にやおいとかH系のパロディ活動っていうのが無視できなくなってきたら、当然ああなりますよ。と同時に作る側の覚悟の問題っていうか、つくる側が「同人誌だし、みんなこのくらいはやっているし」っていう甘えの問題、それが結構大きかったと思うんですよ。

 僕は警察にパクられるような表現があっても、それが個人の信念に基づいていて、かつ覚悟があってやるのならいいと思うんだよね。そういう人は他人が止めたってやるわけだし。でも捕まってすぐゴメンナサイするくらいなら、最初からやっちゃいけないんですよ。

 たとえば模倣やパロディを全否定してしまったら漫画ってなりたたないと思うんですよ。手塚治虫だってディズニーの模倣から入ってるんだから。僕は、漫画表現の本質、というかあらゆる表現の本質は模倣から始まると考えているんですよね。あらゆる表現は必ず先人の表現の上に立脚してるものなんだから、真似を一切せずに新しい作品を作ることは僕は不可能だと思うんですよね。

 ただここで問題になってくるポイントがある。つまりどこまでが許される真似であって、どこからが盗作、剽窃なのかっていう、その線引きですね。これは難しい。その意味で著作権法と猥褻物陳列罪は非常に似てます。解釈の余地が広すぎて、あいまいな部分があるんですよ。ここからここまでっていう線引きがない。それで弁護士とかいろんな人に訊いても、ケースバイケースで判断するしかないって答えが返ってくるんですよね。これはしょうがない部分もあるんです。人間の精神活動を取り締まる法律だから、人によって受け取り方も違いますしね。100人が見て100人ともこれはいやらしいとか、これはひどいとか思うんならいいけど、100人が見て50人がひどいと思ったって、30人くらいは別にいいんじゃないのとか、10人くらいは全然大したことないよって、そういう反応になるのが表現というものじゃないですか。それは法律とはそもそも見合わない。

 僕自身も物書きですから、著作権で食ってるわけですよね。でもそうした著作物も、先人の作品であるとか、いろんなものからネタを頂くわけです。完全にオリジナルな表現は、そもそもありえないわけで。ただし頂いたときに、そこに別の要素、プラスアルファを付け加えるんですよ。プラスアルファといってもいろいろな段階がありますが、その作品で真っ先に印象に残るのがプラスアルファの部分であれば、先行した作品をベースにしていたとしても、それは別に盗作とはいわれない。そこは程度問題だとおもうんですよね。一般の表現と違ってパロディがやっかいなのは、元ネタを分からせるようにつくるところでしょう。でもパロディにしても、そこに笑わせるためのプラスアルファがあるからパロディになるわけで、本質的には一般の表現と同じだと僕は考えてるんですが。


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