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●あるサークルの選択…!

A: それではここで、実際にあの事件でどんな対応をとったのか森岡さんからお話を聞いてみます。
森岡: 私はあの当時かなり情報を集めようと思って努力したんですけど、実際はなかなか集まらなくって。自分が同人誌を作った時のことをお話してよいでしょうか。
A: どうぞどうぞ。
森: じゃあこちらに見本を持ってきたんですが。この本を作ったんですね。うちはパロディ、オリジナルとも女性向けの作品を出しているんです。マンガは四谷シモーヌで、彼女と二人でずっと、サークルとしては十年やってきたんですよ。なかには実在の人物をモデルにしたものもありますけれど、あくまでもオリジナルで、作品のヒントを得た、と言うことです。好きなアニメのパロディをやる時には「私たちはこのキャラクターをこれだけ好きなの」という愛情表現をするために、それがやおいということになるんですけれど、それが何ら悪いことではないと思ってやってきています。それで昨年末から年明けにかけて、ピカチュウとニャースのやおいなんですけれど、一生懸命原稿を書いていまして、1月14日に入稿に行こうとしていたんです。四谷の方は原稿を上げてすぐに海外旅行に出かけていまして、私一人だったんですけど、行こうとしていたところに友人から電話がかかってきまして「新聞見た?」と言うんですよ。「ピカチュウの同人誌作った人が逮捕されているので、あなたのところも出すようなこと言ってたけど大丈夫?」って。それで急いで新聞見たら載っているし、他の新聞も買って読んだんですけど。任天堂はこれからも厳しい態度でのぞむというような話で、新聞を読むと「著作権の侵害」ですよね。そっくりに描いているのが問題になっているわけで、じゃあうちのもそうだと。それで入稿は待って情報を集めようといろいろイベント関係者や同人誌情報誌の編集部、同人誌専門店とか自分の思いつく限りのところに電話をしてみたんです。でも皆さんあんまり詳しくはわからないと言うんですよ。逮捕者が出たのは知っているけど、じゃあピカチュウの同人誌は全部ダメなのか、どれくらいだったら見逃されるのかとか、全然わからない。コミックシティに電話したら、「今のところどうするかははっきり決まってません」という事でしたし。で、コミックマーケット準備会にはFAXを流したんですけど、しばらくお返事いただけなくて…、かなり後になって連絡をいただいたんですけど。「まあコミケとしては規制する方向にないので、各自が自分の責任においてやって欲しいと。そちらも長年同人誌をやってらっしゃるので判るでしょう」と言われて。「危ないと判っていてやるならやればいいし、やめるんだったらやめる。売りたいんだったら持ってきて売ればいい」と。
A: コミックマーケットがそう言ったんですか。
森: ええ、準備会の搬入関係の方が。
A: でもそれは公式コメントではないですよね。
森: そうですね、個人的なお話ですね。
A: それで全部廃棄しちゃったんですか。
森: ええ。印刷には出したんです。そこに、1頁目に「販売をしていません」と大きく書いてあるんですが。決してお金儲けのためにしてるのではなく、友達に配って見てもらうために少部数作ったということで。それで、印刷するまでに四谷と話しあったんですが、彼女と私は意見が違っていたんですね。四谷は「任天堂は間違っている」と。「同人誌に関わっている人間は印刷所もイベンターも逮捕された彼女に連座する位の覚悟で皆で味方しないといけないんじゃないか」という考えなんですね。「自分は堂々とやおいを描きたかったから描いたという姿勢で本を作って、逮捕しに来るんだったらすればいい。もし二人目の逮捕者が出たら今無関心でいる人たちももっと考えてくれるんじゃないか。だから自分はやりたい」要するに印刷してイベントで売りたいと言ったんですが、私は臆病なので…自分がやったことで自分が責任を取るのはいいとしても、新聞を見ましたらあの事件の彼女は実名も住所も載っていましたよね。それを見て家族がどう思うか。四谷は「問題になるのはマンガだろうから、発行者も自分ひとりにしておけば小説を書いた私は大丈夫だろう」と言うんですが、私としても一緒に同人誌をやっている人が逮捕されるのは辛いですし。それで譲歩してもらって、無料配布で友達に配る分だけ作ることにしたんです。それから近所の弁護士事務所にちょっと相談に行ってみて事情を話しましたら「たとえ無料であっても、趣味の範囲といわれるのは10冊程度でしょうね」という事だったんです。実際もっと多く配っても大丈夫だろうとは思ったんですけど、ここはいさぎよく廃棄しちゃおうということで。一応300部印刷したんですけど。
A: じゃあ全部廃棄して、配ってはいないと。
森: 10冊だけは親しい友人に配りましたけどね。

p11.jpg (10722 バイト)
▲森岡さんが出した同人誌


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業界探検
最先端の印刷技術を覗く(高彩色印刷)
業界探検シリーズ第6弾
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児童ポルノ法案−その後
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