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「コミックトピア」代表
「パク・ウンシル」さんに聞く

(続き)

●日本のアマチュア活動を韓国にもっと紹介したい

Q: パク・ウンシルさんは、昨年の冬コミと今年の夏コミ、2回コミケを見られていますが、全体的にどんな印象を持ちましたか?
パ: 組織的で企画がしっかりしていますね。清潔で整然としているし(笑)。しかし、とにかく参加サークル数が多いので会場を回るのも一苦労ですね。97年の冬コミの時はサークル参加していたし、今年の夏は共信印刷のアルバイトをしながら見て回っていたので、すごく疲れました。どんなサークルが参加していて、またどんな作品があるのか、全部見て回りたかったのですが余りにも多くて無理そうですね。参加サークルの雰囲気で特に韓国と違うのは、みんな静かにお客さんを待っているところ。見たい人が見て買いたい人が買うっていう感じでいいですね。韓国の展示会は客引きで本当にやかましいです。ブースから「見て〜!買って〜!」って叫んでる(笑)。
Q: 日本に来て、コミケやその他の機会に、日本の漫画・アニメファンと接することがよくあると思いますが、日本のファンをどう思いますか?
パ: 日本のファンがどう言うものが好きなのかとか、具体的には分からないけれど、韓国のマニアも好きなアニメーションといえば宮崎駿や大友克洋、エヴァだし、好きなものの傾向はやはり似るものですね。とはいっても、同じ作品のファンではあっても、日本のファンは、自分が好きな作家や作品についてよく研究しているし、作品の意味を良く考えながら見ている。それはすごくいいことだと思います。韓国とはその点が大きく違います。韓国では、もちろんそういうファンもいることはいますが、大多数は、単純に見た目の華やかな作品に引かれて、ただ何となく好きだ好きだと騒ぎ立てるだけ、パソコン通信でのやり取りも大抵はそのレベルですね。
Q: 外国人としての立場から、コミケに対して望むことはありますか?
パ:

特にそういうことは考えていませんが、コミケは、韓国で言えばACAの立場と似ているなと感じました。コミケやACAのような活動って、親達や既存の世代から独立していますよね。20代以下だけの、自分達だけに通じる話、親も知らないし、教えたくない、そんな秘密の匂いがするでしょう(笑)[*6]、それがコミケの魅力だと思います。私はこれから韓国でまたアマチュアのイベントをやりたいと思って計画中なのですが、実はそれが悩みの種なんです。日本は、自由に創作できる表現の限界が殆ど無いように見えますが、韓国は未だに色々な規制があります。コミケに対して、こんなことをしてくれるといいとか、こんなものを見せて欲しいとか、そういう希望は今は特にありません。まだよく知らない部分も多いし。私がこれから、韓国のアマチュアのために活動していく中で、コミケも今後このようにすればいいのに、とか何かしらの考えは出てくると思います。コミケ運営の現状を知るためにも、コミケ国際部の活動には関心があります。い
ちどスタッフになってみたいです。一度実際に仕事をしてみれば、こういう問題があるのか、まだここをもっと直せば…そんなところもわかってくるでしょう。コミケはこれからも、もっといいイベントになっていく、そう思います。

*6:40代以上の層には、「漫画は子供のもの」という固定観念が依然根強く、また韓国内の同人活動がここ10年程で盛んになって来たため、漫画・アニメファンの存在自体が「新世代の文化」の象徴のように言われることが多い。  

Q: 最後に、パク・ウンシルさん自身の活動計画、希望などを聞かせてください。
パ: 実は、ACAの会長任期が終わった直後から「コミックトピア」という新しい団体を作る準備をしています。もう事務局は作ってあり、来年1月20〜24日にソウルで最初の展示会を開催することになりました。それから地方2都市での巡回展ももう決まっています。来年6月には、公募展を開く企画もあります。できれば、公募展の優秀作品で会誌を作って、それを持って8月の夏コミに参加したいんです。私がこの団体を「コミックトピア」と名付けたのは、これからその存在を日本や台湾にも知らせて、国際的なイベントとして成長させたいと思っているからです。日本ならコミケ、台湾ならコミックワールド、韓国ならコミックトピアと言われるようにしたい。そしてこうしたイベントを通じて、韓国のアマチュア界の多様な作品世界を、広く紹介していきたいと思います。もちろん趣味的なものも盛んになって欲しいのですが、一方で本当に漫画が好きで、プロとしてデビューするわけでなくても、自分だけが持っている自分だけの色、表現を妥協せず追究しているアマチュア作家は大勢います。そう言う個性、新鮮さを、一般の人から学生、そしてマニアまで、沢山の人に知ってもらいたいんです。コミックトピアの仕事を通して、真剣に漫画を描いている人や、楽しんでいる人、ほかにもいろんな漫画ファンがいて、いろんな漫画との接し方があるんだ、そういう認識をもっと広めるために努力して行こうと考えています。そして、これからコミケなどに参加しながら、日本の同人界の情報、日本の多様なアマチュア活動を、韓国にももっと紹介していきたいです。そして、コピックトピアの会誌を継続して出していけるようになったら、アマチュア作家達に自由に誌面を構成してもらえるような、ひとつの雑誌として発行して行くつもりです。ゆくゆくは、日本、台湾だけでなく、世界の色々な国の漫画の世界を知ってみたい。そしてその交流に寄与できるような機会があったら嬉しく思います。

aca.jpg (6888 バイト)
▲当日売った本は、ACAストーリー漫画コンペの入選作品集。
ポスターとポストカードはACAが開催した展示会の時のものだ。

日本漫画の解放、漫画文化の一般化が進む中、韓国アマチュア界も既に日本と同様の問題を抱える所まできているようだ。本人もプロを目指していただけあって韓国の同人活動を見る目も厳しく「コミックトピア」ではACAでの反省を踏まえてできるだけ創作志向のイベントにして行きたいと話してくれた。日本をはじめ、アジアの同人界と交流を進めたいと言うパク・ウンシルさん、「コミックトピア」準備の合間にも、このコミケに視察に来る予定だそうだ。今回は「世界の同人誌コーナー」のために、パク・ウンシルさんが自らチョイスした韓国の同人誌を持ってきてくれるとのこと。コミケ会場でパク・ウンシルさんたち一行を見かけたら、ぜひ声をかけてあげよう!

■翻訳:原 崇二
  録音:AIDE編集部


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目次
表紙
行ってみるシリーズ第12弾
韓国2
ガンダムFCキム・ヨンファン君に聞く
「コミックトピア」代表「パク・ウンシル」さんに聞く
「ウ漫連」事務局長「イ・サンホン」さんに聞く
韓国で今年行われたイベント2つを紹介
「アンダーグラウンド漫画フェスティバル」事務局長「シン・イルソップ」さんに聞く
企画コーナー紹介
「児童ポルノ法案」は今、どうなっているのか?
おたよりコーナー
冬コミ企画コーナーレポート
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