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対談

破李拳竜・岡本英郎

USA-GODZILLAを語る

USA-GODZILLAは日本
ゴジラを越えたか?


© 1998 TRISTAR PICTURES,INC. PHOTO:CENTROPOLIS EFFECTS

●破李拳竜(ハリケンリュウ)

80年マンガ家デビュー。代表作「撃殺!宇宙拳」「大怪獣ガメラ」コミケに発表した同人誌「人形姫」で美少女系作家の騎手と、コミケ・パフォーマーとなる。91年東宝映画「ゴジラVSキングギドラ」から、スーツ・アクターとしてゴジラシリーズに参加。代表作「ゴジラVSデストロイア」又、共信印刷製作「印刷せよ!共信マン」の監督も行った。他の映像監督作品は「プリティエグゼクター」などかある。

●岡本英郎(オカモトヒデオ)

イラストレーター1960年3月23日東京生まれ。「銀河旋風ブライガー」「サムライトルーパー」らのアニメに企画から参加。「超人機メタルダー」、「モスラ」等の特撮系キャラクターデザインを手がける。最新作「仮面天使ロゼッタ」が毎週土曜日、深夜26:25よりテレビ東京系で放映中だ。見ようぜ!ペッキュウ!


A: アメリカの『ゴジラ』( 以下『GODZILLA』と表記) がいよいよ日本に上陸し大反響を呼んでいますが 、お2人共見てらっしゃるんですよね?まず、感想を聞かせて下さい。
竜: やっぱりアメリカのゴジラファンでも、恐竜的ないくらああいう体型がブームになっていても、ゴジ ラは怪獣だからやっぱり直立して尻尾引きずって歩いて欲しいと言うファンはいっぱいいるし、なおさ ら思い入れの強い日本のファンにとっては非常に厳しい事になるんではないかと予想されます。
A: 岡本さんはどうですか?
岡: いや〜、おっしゃる通りだと思うんですけど…。僕は5月19日のハリウッドのシネラマドームで行わ れたナイトショウに行って見たんですけど、「日米の怪獣感の捕らえ方の違い」と言うのを感じました 。でも僕は楽しめましたね。迫力もありましたし…。画面のサイズとか音楽の音響の凄さで、昔、京橋 にあったテアトル東京を思 い出しました。それよりも凄いんです。あれだけのものをこうまざまざと見 せつけられる…と言うのは、良かったですね。

▲向かって左側:破李拳竜氏 右側:岡本英郎氏
竜: これは否定派、肯定派抜きにして僕の本音の話だけど、率直な感想から言うとね、まず何よりも「悔 しい!」というのが本音の感想です。あの映像表現とかの素晴らしさは確かに凄いんですけどね。GODZ ILLAにおけるアクションとか、デティールとか、アメリカ軍との攻防戦との展開とかね、そういった物 のアイデアと言うのは、『ゴジラ』映画のスタッフに加わるたびに、文章にしろ、また絵コンテの段階 にしろ、実は僕らなんかでも、既に何年も前から出している訳ですよね。
岡: ええ、そうですね。
竜: 色々アイデアを出してやっているんだけども、諸々の諸事情等によって映像化されなかったりね、「『 ゴジラ』のイメージから外れるんでダメだ!」とか言う事でボツになったり…。特にね、あのハドソン川内 での潜水艦艦隊とGODZILLAの決戦なんて『ゴジラVSキングギドラ』の時点で、僕が絵コンテでストーリーボ ードにまで起こしてやっているんですよ。その映像化出来なかった部分をね、全部向こうがやっちゃった。 やっぱりそれは技術力の差とか、或いはゴジラのデザインを変えたからこそ出来たな、と言う事は正直認め ますけれど。だからこそやっぱり悔しいなと言うのは、これは感想と言うよりも感情論の部分でね、これが 紛れも無い本音ですね。
岡: そうですね。僕の「怪獣映画」を見るスタンスと言うのは、竜さん達と違うと思うんですね。僕はわ りと「怪獣映画」と言うのは動物園にライオンとか象とか見に行く感覚と一緒なんですよ。だから割と ストーリーとかにはあまり期待してない…。逆にその…怪獣の出現するスチュエーションを、こうライ ブ感覚で見るとでもいいますか。で、今回の『GODZILLA』もそうなんですけど、「じゃあ裏を返すと 、日本の『ゴジラ』はどうだったのか」と言うと、モスラがゴジラとラドンを説得したりとか、それこ そゴジラが「シェー」したりとか…って、けっこう、歯がゆい思いしましたよ子供の頃。


●「猪木vsモハメド・アリ」戦だ?

A: 今度の『GODZILLA』のストーリーって、どうですか?
岡: 60年代の怪獣映画のダイナズムを感じますね。
A: 実写の部分はどうですか?
岡: 気になる所もありましたね。えっと主人公の、何て言う俳優さんでしたっけ?
竜: マシュー・ブロデリック。
岡: …が、変に驚くシーンがやたら多い感じがするんですよ。
竜: というか、伏線か何か張っている様で結局最後まで生きてこないって言うのがね。ジャン・レノが、 一番美味しい役をやってるんだけど、あれはフランス政府の諜報員と言う役で、言わば証拠隠滅の為に やってる訳でしょ? ところが結果的にね、あれだけニューヨークが大騒ぎになっちゃったんだからマシ ュー・ブロデリックが、 フランスの核実験によってGODZILLAが誕生したと言う事実も発表したのか何な のか? 一言で言っちゃえばジャン・レノが隠蔽工作をやっても、結局世相というものがフランス政府を 非難する筈だから、ドラマの流れから言うと、結局ジャン・レノがやった事は無駄に終わったんじゃ ないかなって感じもするし。
岡: だからエメリッヒの作品の流れから考えて行くとですね、『インデペンデンス・デイ』でめちゃくち ゃに地球が崩壊するぐらいのやつをやっちゃったじゃないですか! その次に『GODZILLA』だから、『 インディペンデンス・デイ』とは違う事をやろうとしたと思うんですよ。
竜: あ、そうか。そうか。
岡: だからあれ…順番が逆だったら、きっとGODZILLAはマンハッタンをめちゃくちゃにして、焦土と化し ちゃってると言う様な映画取ろうとしてたと思うんですけどね。
竜: まっ、そうだね。でも逆にニューヨークを火の海にすると言うシーンも無かったし、直接的にGODZIL LAの破壊シーンと言うのも少なかったから、残念だったね。
岡: そうですね。あの「口から炎を吐かなかった」と言うのは一応キーかも知れないですね。破壊シーン があれば違ったと思うんですね。だからエメリッヒが『インデペンデンス ・デイ』を撮らなければ良か ったんですよ。
竜: なるほど…。
岡: 撮ったから認められたのかも知れないけど…。難しいんですけれどね…。『インデペンデンス・デイ 』のノリで『GODZILLA』作ったら、誰もブーイング飛ばさないと思うんですけど…。
竜: そうだね。もう大破壊ね。
岡: ええ。でっかい円盤がやった事をGODZILLAがやれば… 何も言わないでしょう。
竜: それは言えるかも知れないな…。
岡: GODZILLAが吐きまくって、吐いた火炎がブワァっと襲って来て一瞬のうちにめちゃくちゃになっち ゃえば…。
竜: 要するに、GODZILLAの火炎が車をどんどん巻き上げながら…。
岡: そう、巻き上げながらやってくる…みたいな。
竜: 巻き上げながら襲ってくる…見たいな、あのイメージね。じゃ『インデペンデンス・デイ』のフィル ムとG0DZILLAを合成して、ちょっとゴジラが火を吹くシーンはあるから、 それに車を巻き上げるシー ンを…。
岡: そうですね。
竜: それでGODZILLA熱線吐いたらエンパイヤステートビルが上からバリバリバリ…っと吹っ飛ぶとか。
岡: きっとエメリッヒは、今回の『GODZILLA』でそれやったら、「何だ同じじゃねぇか」と言われるのが イヤだったんじゃないかな。
竜: 監督の性格から考えたら、そりゃ理解出来るね。
岡: そうですよね。プロレスで例えると、何か「猪木vsモハメド・アリ」戦みたいな所があったんじゃ ないかと。いろいろな条件の中で、これとこれはやっちゃいけないと言う部分の中で、やっていると言 う感じが何か見えるんですよ…。
竜: そりゃ言い方が上手いですね。要するに、もう少し接点を持ちたいのだけれども出来ないから、限ら れた条件の中でギリギリの事をやろうとした…と言う事だね。
岡: ええ。
A: その「限られた条件」と言うのは、どういう条件なんですか?
竜: 条件と言うか、多分エメリッヒの狙いからすると、まずは今までの『ゴジラ』と変えよう、というの が一番の前提にあって、ゴジラ映画に無かった事をやろうとしたと思うんだけど、僕の感想では逆に、 ゴジラ映画に無い事はあったけど、他のモンスター映画では結構あったパターンをやっちゃってるから 、あまり変わり映えがしない…。要するに『ロスト・ワールド』のラストシーンのティラノザウルスの 破壊シーンと、『ジュラシックパーク』のベロキュラプトルのシーンかな…、あれの延長上にある 作品と言うかね。 『ロスト・ ワールド』では ティラノザウルスが最後に街の中を暴れまわったけど、そ れの何十倍ものデカイGODZILLAが暴れまわって、『ジャラシック・ パーク』ではベロキュラプトルが 何匹も登場して主人公達を襲ったけど、『GODZILLA』ではベビーゴジラが何百匹も登場して主人公達を 襲うと。結局ね、前にあったアイデアをもっと大袈裟にしたと言う物で、新しさは感じなかったです。
岡: そうせざるを得なかった部分って言うのは、僕らの知るところじゃない部分でいろいろあったんじゃ ないかなぁ…。
A: そうせざるを得ないって言うか、さっきの「猪木VS・・」という条件の中でやらざるを得なかった 、と言うのは?
岡: 例えば、これは憶測でしか話せないんですけど、「人食べちゃいけない」とか…。 そう言う風な事が あったんではないかな? …なんてね。
A: ああ、そうかそうか。要するに『ゴジラ』を売り渡すにあたってと言うか、向こうにある程度版権を 譲渡するにあたって契約に書いた中の事だと。
岡: 中の事だと思うんですよ。これを全部クリアーして今までやって無いものって考えていく、と言う事 でそうせざるを得なかったんじゃないかな…って言う。
竜: なるほどね…。
A: でもヘリコプター食べてましたよね?
竜: ヘリコプターは食べて良いんですよ、多分(笑)。ヘリコプターは食べて良いけど、人は食べちゃダ メだとか…。後、タクシーも食べようとしたんだけど…。
岡: 色々譲っていくと、ああ言う形になっていくんじゃないか…と。
 
© 1997 MYLES ARRONOWITZ-TRISTARPICTURES

(続く)


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