特 集
行ってみるシリーズ第11弾
東アジア漫画探検
台湾の漫画便利屋を覗く
士林店・漫画便利屋の店長は高校生…?
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▲猫を抱いている顧さん、初め逢った時高校生かと間違えた |
台北市内の支店も覗いてみたくなって、台北駅から北に5kmほど行った所にある古くからの学生街・士林の支店を訪ねてみた。狭い階段を上がって店の扉を開けると、出迎えてくれたのはキュートな女性店長だった!
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AIDE:
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お名前を伺えますか?
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顧:
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顧志潔(グゥ ジィジィエ)です。
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A:
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今日は、この店の店長になった経緯や、この店を通して見た台湾のマンガや同人の現状を伺いたいのですが。まず、この店はいつ頃開店したんですか?
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顧:
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開店したのは7年前です。わたしは4年目に店員として雇われました。2年くらい働いた時点で、当時のオーナーが店長とわたしに店を譲って辞められたので店長とわたしの共同経営という形になったのですが、その店長も1年半前に辞めてしまったので、それ以後わたしがこの店の店長になりました。
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A:
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前の店長はなんで辞めたの?
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顧:
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結婚退職です。
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A:
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えっ、女性なの?
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顧:
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捷比漫画便利屋の店長は、新竹本店と台中・南投支店以外は全員女性です。女性を店長に採用するのは、以前漫画便利屋の親会社だった大然文化出版社の呂敦健さんの方針なんです。
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A:
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素朴な質問なんですけど、どうして台湾には女性の店長が多いんですか?
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顧:
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それは、捷比漫画便利屋を始めた大然文化出版社の呂さんに聞いてみないと。女性を採用するのは、当時の大然のポリシーだったんです。たぶん、担当の呂さんが女性の店長の方が管理しやすいと思ったんでしょうね。それに、呂さんは少女マンガ好きなので、女性の方が少女マンガに詳しくて良かったのかも。(笑)
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A:
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この士林店は捷比の加盟店なんでしょう?
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顧:
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はい、そうです。
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A:
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他にこのようなマンガ専門店はありますか?
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顧:
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全国規模のチェーン展開をしているのは、捷比漫画便利屋くらいです。台北県内や台北市内だけの小規模チェーンは、他に3・4店はありますけれど。
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A:
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他のマンガ専門店も、店の感じは同じなの?
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顧:
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大体同じです。ただ、捷比の店は、可動式のスライド本棚を入れているのが特徴です。可動式のスライド本棚はお金がかかるんですけど、貸本屋が使っているのを参考にして導入しました。
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A:
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仕入れの内容とか質的な面で違いはありますか?
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顧:
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捷比の加盟店の経営は、各支店の裁量に任されているので、他と比べて比較的自由です。士林店は将来の発展を見越して長期的な経営方針を立てているのですが、他の店だとお客さまの要望に応じて2週に一度日本に仕入れに行くような体制になってしまいます。
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▲この店の全景。細い階段を登った2階にある |
●海賊版マンガは一種の文化!?
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A:
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顧さん自身、初めてマンガと出会ったのはいつ頃?
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顧:
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小さい時から。マンガを読み始めたのは、小学生の頃からです。
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A:
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普通のマンガ好きの女の子だった顧さんが、漫画便利屋の店長になったきっかけを教えて下さい。
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顧:
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月々のマンガ関係の出費が多かったから。(笑)以前は月のお給料の四分の一くらいをマンガにつぎ込んでいたんですが金銭的に苦しくて、漫画便利屋に就職すればタダでマンガが読めるんじゃないかと…。
要するにマンガが好きなんですよ。
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A:
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特に好きなマンガは?
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顧:
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谷地恵美子のマンガと『ガラスの仮面』です。
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A:
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『ガラスの仮面』が日本でTVドラマ化されたの知ってる?
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顧:
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知っています。台湾ではまだ放映されてないので、見たことないですけど。
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A:
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見てみたいですか?
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顧:
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あんまり…。TVドラマ化されると、マンガ本来の良さが失われるような気がして。『金田一少年の事件簿』みたいな推理物は、気にならないんですけど。
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A:
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今でも『ガラスの仮面』が好き?
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顧:
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はい、ずっと好きです。
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A:
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『ガラスの仮面』なんか、最初に読み始めた時は海賊版だったの?
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顧:
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ええ、海賊版マンガですけど、世代的に。(笑)高校を卒業して、この店で働き始める頃までは、海賊版マンガしかなかったですから。
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A:
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著作権法が改正になったのは94年でしたっけ?
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顧:
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そうです。94年から正式版権を取らなければいけなくなって、日本の正式版権をとったマンガが出回るようになりました。わたしの家には、今でも昔買った海賊版のマンガがたくさんありますよ。(笑)
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A:
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今では却って貴重ですね。
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顧:
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ええ、最近は海賊版なんて見かけませんから。昔の海賊版は絶版で、今では入手困難ですから。(笑)
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A:
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当時は海賊版以外に、日本のマンガを楽しむ手段はなかったんですか?
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顧:
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なかったですね。でも、海賊版時代の方が出版されるマンガの種類が豊富だったんです。出版社に版権料を払わなくて済むから、バンバン出版されていた。昔から、台湾はマンガ人口が多いし。
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A:
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海賊版が無くなった時、どう思いましたか?
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顧:
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マンガの値段が上がったのは仕方がないんですが、出版されるマンガの種類が少なくなったのは困りました。全てのマンガの版権を、日本の会社が台湾に売ってくれるワケではないので。版権を売ってもらえないマンガは、日本語で読むしかないんです。それで、そういうマンガを読みたいオタクな人は、直接日本語のマンガを買って読むしかない。
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A:
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正式版権本は海賊版とは品質的に違いますよね?
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顧:
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印刷のグレードは、出版社によってまちまちです。
良くなった出版社もあれば、海賊版時代と変わり映えしない所もある。(笑)
質的なことより、コミックスがジャンルごとに系統立てて分類しやすくなった所がマンガ専門店にとってはありがたいですね。海賊版時代の台湾にはそういう分類はなかったのですが、現在では日本と同じように少女向けなら「少女館」コミックスとか、少年向けなら「バナナ館」コミックスとかジャンル毎に分類して発行するようになりました。
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A:
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最近では日本のやおい物なんかもたくさん翻訳されているけど、一人の女性としてやおい物をどう思う?
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顧:
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そういう種類の物も必要だと思いますよ。ただ、台湾では18禁とか16禁とかを決める基準がハッキリしていないので問題もありますが。
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A:
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中国みたいに、違うマンガを2つくっつけて無理矢理1冊のコミックスにしてしまうことはないの?
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顧:
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今はありません。その辺は、海賊版時代よりよくなりました。それから、やはり翻訳のレベルが上がりましたね。海賊版時代より大分良くなりました。
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A:
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今になって、海賊版マンガを読み返してみようと思うことはありますか? 翻訳の間違い捜しをするとか。
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顧:
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もう海賊版は無くなってしまったので、普通の人が正式版権本と比較しようとしても海賊版自体が手に入りませんよ。なかには正式版権本を読んで、昔読んだ海賊版は翻訳が間違ってたんだなぁと思う人もいるかも知れませんが。
それより、日本語版と正式版権の中国語版を比較するんです。オタクなお客さんなんか、日本語版と正式版権の中国語版を両方買って、中国語版の翻訳や印刷の質をチェックするんです。
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A:
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海賊版も一種の文化だったんでしょうか?
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顧:
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台湾の人は知的所有権に対する認識が欠落していると言う意味では。今でも、結構認識が欠落してますから。台湾の人の文化的特色なのかも。(笑)
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●お客さまに喜ばれる店作りがモットー
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A:
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店長としての苦労も多いと思うんですが。
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顧:
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マンガを扱う仕事なので、苦労よりも楽しいことの方が多いです。やっぱりマンガが好きですから。
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A:
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店長として責任が重いんじゃない?
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顧:
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最初の1年位はプレッシャーを感じましたけど、今ではもう開き直りました。現状を受け入れるしかないという事で。(笑)
大好きなマンガが、単なる趣味から仕事に変わったという点では辛い事もありました。ただ、慣れてきたら、この仕事が特に大変なワケではないと思えるようになってきました。
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A:
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店を潰すワケにはいかないという責任があるよね。
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顧:
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ええ潰すワケにいきませんけど、お客さまの後押しがあるから大丈夫です。
お客さまは、常にウチの店と他店とを比較しているので、逆にアドバイスを受けて経営方針の立て直しを図ったりしています。
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A:
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この店の経営理念みたいなものはありますか?
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顧:
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特にないんです。お客さまに喜んで頂ければそれでいいという事で。
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A:
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大然文化出版社のパンフレットなんかには立派な経営理念が書いてあるんですけど。
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顧:
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お客さまのニーズを満たすのが1番です。お客さまが求めている物を、全部店に揃えられたらいいなと思います。
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A:
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品数が少ない気がしますが、本当にこれで足りてるの? それとも、“濃い”もの中心に揃えているとか?
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顧:
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なるべく品数を多くしたいんですが、スペースに限りがあるので人気商品に重点を置いて揃えます。もっと品数の多い店を見たければ、駅前に直営店がありますから、そこに行けばいいですよ。
3階建てで、1階は雑誌やコミックスなど書籍専門フロア、2階はグッズ類のフロア、3階ではマンガ教室をやっています。一般
的に加盟店より直営店の方が規模が大きく、4階建てや5階建ての店もありますよ。
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